自粛警察とはどんな人?行動理由の推察と対策方法(個人の意見です)

なんちゃって分析
自粛警察とはどんな人?行動理由の推察と対策方法

普段は極力理論をベースに書いているのですけれど。

2020年5月現在、「自粛警察」なるものが問題視されています。

県外ナンバーの車へ危害を加える
行列への罵声を浴びせる
営業する飲食店を脅迫する

といった、「緊急事態宣言下で、外出自粛や営業自粛に応じない人や店舗に対して、私的な取り締まりを行う一般市民」のことを指します。

特定の権利を持つわけでもありませんし、器物破損や威力業務妨害になる可能性もあります。

自粛警察の人はなんでそんなことするのかなぁ、と考えてみました。

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自粛警察になっているひとはどんな状況になっている?

ストレスがたまっている(当然だけど)

総じての話になりますが、心理的、身体的に負担となるようなことが起こると、ストレス反応が起きます。

行動を制限されることで慢性的なストレスを感じていると、身体のバランスが保てなくなって、うつ病や不安障害、ストレス関連の疾患につながります。

心理的にイライラしたりうつっぽくなったり

身体的に手が震えたり倦怠感につながったり

行動的に言動が乱暴になったりギャンブル等で発散しようとしたりします。

環境に不安を感じている(これも当然)

不安は「自己価値を脅かすような破局や危険の漠然とした予感」のことです。

誰でもそうかと思いますが、いまは「安心安全が保証されていないと感じる環境」で、「先の読めない未知」の状況ですから、妥当でしょう。

不安を感じると、人は「防衛機制」が働きます。防衛機制は

強がりを言う(反動形成)
抑圧された感情を、別の目標や行動に置き換える(置き換え)
正当化して自分を納得させる
現実逃避
芸術等に昇華する

といったものがあります。

人は総じて安全と安心を欲しがりますから、誰にとっても今の環境はストレッサーですよね。

欲求不満耐性が低いのでは?

フラストレーションを感じつつも、不適切な行動をとらずに乗り越えることができるか、という耐性です。

また、欲求不満の解消法には外罰型、内罰型、無罰型があります。

何かと他人を攻める人は外罰型といわれています。こういう方は普段から「おれは悪くない」と反省しない方が多い、らしいです。

一方内罰型はうつを発症する傾向にあるそうです。みんなストレスを抱えている今ですから、ご自愛ください。

群集心理

人がたくさん集まると次の傾向になるそうです。

道徳性の低下
暗示にかかりやすくなる
思考が単純になる
感情的な動揺が激しくなる

昨今の状況では群集にはなりにくいのかなぁと思うのですが、影響としては似ているように思いました。

Twitter等のSNSによって外の限定的な情報に触れやすくなっており、何かつながりがあるのではないかなぁ。

炎上とかで群集心理もあてはまっているみたいですし。SNSで肯定されて5人集まれば振り切っちゃいそうな気がします。

承認欲求が強いのでは?

壁に落書きをしたり、車のバンパーを蹴ったりするのは良くない

誰でもわかります。法律でも器物破損です。

それでも継続して活動してしまう方は、「周りが騒いでくれるし、自分を正当化できるから」やっているのかもしれません。

諸々を踏まえての自粛警察さんへの考察

次の2パターンが主かなぁ・・?

外罰的な人がストレス発散を元に、「自分は正しい」と思いながら承認欲求を満たしている

行動してストレスが発散された
SNSでも取り上げられ注目を集めた(承認欲求が満たされた)
他にもやってる人がいる、自分は悪くない

というステップで自分を正当化しているのではないかなぁと妄想です。

他の社会的な欲求かも。顕示欲求とか達成欲求とか。

過剰な防衛機制がはたらいている

追い詰められた中で営業中のお店や行列を見て、「自分の安心安全が害されている」と感じてうごいてしまったのかも。

純粋な正義感で行った人もいるのでしょうけれど、きっと視野が狭くなっています。

自粛警察にはどう対応するべき?

じゃぁどう対応するべきでしょう?上記の仮説が正しいとしたら

承認欲求を満たすことが目的の人へは、SNSでも取り上げず、反応しない。淡々と罰則を与える

過剰な防衛機制からの人へは、少しでも不安を取り除けるようにすべきだろうけれど難しい環境なので・・行動することが利益には繋がっていない、より不利益につながるのだ、と理解してもらうようにする

かなぁ。

信じるか信じないかはあなた次第です。

おまけ。子どもの行動制限からのストレス対応策

1995年に医療上の行動規制から「どうやったらストレスを減らせるの?」と研究されたところ、

読書・描画、遊び・ゲーム、テレビ・音楽

が有効らしいですよ。

感覚刺激・知的創造的活動・遊びの促進と同時に、対人関係の拡大・家族の付添と援助を可能とするケア環境の提供が重要

科研費による研究

いかがでしたでしょう?お役に立てば何よりです。
ご覧いただきありがとうございました!

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