本編前に軽くサイト紹介をさせてください。
モチベやにようこそ!
当サイトでは
どうやったらモチベーションがあがるの?
こんな人がいてツライんだけど自分がわるいの?
なんかミスコミュニケーションが多いけどどうすれば?
といったお悩みに
心理学、NLP、コーチングとかから
理屈を立てています。
※個人の見解を含みます。
お悩みをカタチにはめることで
ラクになるお手伝いができればいいなぁ
と思っています。
お役に立てばうれしいです。
さてさて本編です
リモートワークが続いたり新入社員が入ったり三密を避けたり
人との距離感に悩ましいところもあるのではないでしょうか
空気を読むのが苦手で「何か人と仲良くしにくい」という方は、一方的に相手のパーソナルスペースをおかしている可能性もあります。
人間にはパーソナルスペースがあります。
自分のなわばり、「もっと自分から離れて欲しい」という距離です。これが何cmなのかを徹底的に調べたのは米国のエドワード・ホール氏です。
これは関係性で変わりますのでそれぞれの定義の確認をしてから、それぞれが何cmなのかを記します。
無難にいきたい場合はこの範囲の中で。
積極的に仲良くなりたい人には「いまなら45cm程度までなら大丈夫かな」といった判断につかってください。
人は不快と思えば距離を取ります。自分が世間とズレていないかの確認にもご利用ください。相手との距離をわきまえることも大切です。
また、今後リモートワークが進むにあたり、WEBカメラ越しであれば非言語情報をが伝わりにくくなります。仕事であれば直接会う機会は少なくなるのかもしれません。
その中で何に気を配るべきかについても多少触れます。
パーソナル・スペースの区分と距離の一覧
区分 | 距離(cm) | 意味合い |
密接距離 | 0~45 | 家族や恋人、親友に対する距離 |
個体距離 | 45~120 | 友人や知人に対する距離 |
社会距離 | 120~360 | 仕事相手に対する距離 |
公衆距離 | 360~ | 見ず知らずの人に対する距離 |
これらの区分を更に「近接と遠方」に分けます。
区分詳細 | 距離(cm) | 意味合い |
密接-近接相 | 0~15 | 言葉をかわすよりも身体に触れたり体温を感じたりする距離 |
密接-遠方相 | 15~45 | 手で相手の体に触れることができる距離。親しくない人とこの距離になると不快感が生じる |
個体-近接相 | 45~75 | 自分の手や足を使って相手に触れたりできる限界の距離で、きわめて親しい人同士が使用できる |
個体-遠方相 | 75~120 | 身体によって相手を支配する限界の距離。相手の表情の細かいところまで判断することができるため、個人的な関心事を話したりする際に用いられる |
社会-近接相 | 120~210 | 相手に触れることも相手の顔の微妙な変化に気づくことのできない距離で、仕事上の仲間との間で使用される |
社会-遠方相 | 210~360 | 相手の姿全体が見やすくなる。 形式ばった人間関係において使われている。この距離は他人の存在があまり気にならない距離であるとされ、作業に集中することができる。 |
公衆-近接相 | 360~750 | 相手の様子が分からなくなり個人的な関係が成立しにくくなるとされる。無意識にその場から逃げ出したいという逃走反応が起こりやすい距離 |
公衆-遠方相 | 750~ | 言葉の細かいニュアンスが伝わりにくく、個人的な交渉が困難であるとされる。身振りや姿勢を利用したコミュニケーションが行なわれる |
パーソナル・スペースについての補足と今後
上記はあくまで参考です。
性別や年代、社会性によっても変わりますし、相手の性別、いる空間が狭いかどうか、長時間滞在するか等でも変わっていきます。
例えば次のような傾向が確認されています。
- 女性は男性に比べてパーソナルスペースが狭い
- 一般的に男性-男性では広くなる
- 地位が対等であるほど狭くなる
- 使用できる空間が小さいとほど広くなる
- 長時間他者との接触がなかった場合は狭くなる
- 子どもから成長する過程で広くなっていき、男性の方が変化が著しい
- 異性ペアの退陣距離は中学2年生が最大だった
非言語メッセージの伝達量の低下を防ぐ方法
さて、対人での距離を記してまいりましたが、今後リモートやカメラ越しの会議が増えるにあたり、意識したほうがいいことはあるのでしょうか。
いま論文として出されているのは
・距離感と背景色により非言語メッセージ量が変わる
という点です。
- 男性に対して背景色を緑にすると、相手がうなずく回数が120%になった
- 男女問わず「遠く感じさせる」ことで、手の動きを用いた非言語メッセージが130%になった
という結果があったそうです(実験内容は参考文献先をご参照ください)。
参考文献
画面越しの距離感と背景色による非言語的メッセージの伝達量を向上させる映像対話環境のデザイン
好かれる人の使う距離感とWEBカメラ超しで情報量を増やす方法まとめ
本投稿では人との距離感と、リモート-ワーク時に何を考えるべきかをまとめました。
適切な距離を保って非言語情報を少しでも確保していくことは今後の働く中で必要になっていきます。
コーチングを含めた部下育成についても、うまくやればカメラでできるかもしれません。
その時は胸より上が移る程度は距離を確保し、背景をリラックスできる色にしましょう
まだ正解は出されていません。日々模索していくことになりそうです。
密接、個体、社会、公衆の近接・遠方でそれぞれデータ欲しいですね。感覚的には人間の視野角で1.2mの距離離れた映像をベースに前後させれば良さそうにも思いますが、どうなのでしょう。
ちなみにカメラでは焦点距離50ミリ(35ミリフィルム換算)が人間の視野角にもっとも近いらしいです。
いかがでしたでしょう?お役に立てば何よりです。
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